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アメリカのネットワーク会社であるCompuServe(コンピュサーブ)の定めた画像ファイル形式につく拡張子。
インターネットで世界標準的に使用されている。8ビット(256色)までの画像が保存でき、「.gif」には、 アニメーション「.gif」などの種類がある。モノクロ256階調、カラーは256色まで扱え、徐々に画像が鮮明となるインターレースGIF(Interlaced GIF)や指定した色を透明にできるトランスペアレントGIF(Transparent GIF)などの技術がある。圧縮方式は可逆圧縮方式。
技術仕様はGIF87aとGIF89aがあり、ヘッダ情報に仕様が宣言されている。GIF89aは87aを改良したものでアニメーションGITと透過GIFがサポートされた。
「.gif」は、CompuServeの画像ファイル交換を目的に開発され、元はライセンス・フリーで利用されていたが、1994年にGIFに使用されている「LZW圧縮」の技術についてUnisys社が突然ライセンス権を主張。「商用利用」した場合にライセンス料を請求する様になった。
さらに1999年に「フリーソフト作者やウェブサイト運営者」に対してもライセンスの範囲を拡げ、請求する事態になった。これがきっかけとなり一時、GIFの利用が急減。代替フォーマットとして「.png」が登場するようになる。
LZW圧縮のライセンスは2003年に米国で失効し、日本でも2004年6月に失効した。ライセンスの失効後は、再度、GIF形式が自由に利用されている。
拡張子名の由来
Graphics Interchange Format
MIME Type
image/gif
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田島徹(MC会長)氏が開発したフリーのファイル偽装化ツール「げろしゃぶ」で偽装されたファイルにつく拡張子。
GIF形式に偽装されている。画像ビューアーでは、ファイルが壊れているなどで開くことができないが、 「Internet Explorer」などのブラウザで開くことが可能。黒背景に白色が混じる感じの画像になる。